国内外で発表された医学生または医師を対象とした論文を対象に文献調査を行った。実際に妊娠・出産・育児を経験している女子医学生を対象とした論文は少なく、女性医師を対象としたものがほとんどであったが、「時間不足」「経済的困難」「ストレスの多いコース」「メンターの欠如」等が阻害要因としてあげられた。また、支援制度に関する情報提供やメンターとなる医師との接点に高いニーズがありこれらは促進要因となると考えられた。これらの結果に基づき、実際に結婚・妊娠・出産・育児を経験した女子医学生を対象としたインタビューガイドを作成した。協力者が予定人数に達していないため、今後も調査を継続することとなった。
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