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2023 年度 研究成果報告書

正課内外・キャンパス内外に拡張された大学教育の社会的レリバンスを探る探索的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 21K02654
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09050:高等教育学関連
研究機関新潟大学

研究代表者

高澤 陽二郎  新潟大学, 人文社会科学系, 助教 (10794315)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード大学生の学び・成長 / 大学生活と仕事との繋がり / ラーニング・ブリッジング / 学生エンゲージメント / 正課外活動 / 大学-社会へのトランジション / キャリア形成
研究成果の概要

留学・インターンシップ・地域貢献活動・オンライン上の交流など、通常の授業に加えて大学の正課内外・キャンパス内外の多様な場を行き来する現代の大学生自身が、それらをどう相互に関連づけて自らの学びへと繋げているのか、本研究ではその実態と学生の意味づけの過程を明らかにした。
さらに今後一層求められる社会人の学び直しや自律的なキャリア形成には、そうした学びの機会を自ら見定めて関わっていく思考・行動特性が不可欠であり、その獲得の程度を評価する尺度を新たに作成した。
実際の若手社会人を対象としたアンケート調査では、大学時代のそうした特性の確立が、仕事での望ましい行動をもたらしていることが示唆された。

自由記述の分野

高等教育学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果の意義は、豊富な大学生インタビュー調査の結果から多様化する我が国の大学生の学びと成長の実態を捉え、大学(教職員)がどのような思考・行動の発達を学生に対して促すことが将来社会での活躍という成果に繋がるのか、その一端を明らかにしたことにある。得られた知見は、既存の大学生の成長理論や概念とも関連を持ちながら、学生の成長に影響を及ぼす具体的な思考・行動特性を示しており、今後の大学での学生支援・学修支援施策にも示唆を与えるものである。
また定量的調査のために、そうした思考・行動特性を評価する新たな尺度を作成したことも、大学-社会の接続を探る今後のトランジション研究の進展へ寄与するものとなろう。

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公開日: 2025-01-30  

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