研究課題/領域番号 |
21K02674
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研究機関 | 関西国際大学 |
研究代表者 |
藤木 清 関西国際大学, 心理学部, 教授 (60300365)
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研究分担者 |
Shorb Patrick 関西国際大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (10866320)
望月 雅光 創価大学, 経営学部, 教授 (70284601)
林 透 金沢大学, 教学マネジメントセンター, 教授 (20582951)
大関 智史 旭川医科大学, 医学部, 講師 (40831582)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | データ活用の課題 / アセスメントプラン / ディプロマ・サプリメント |
研究実績の概要 |
第8回研究会を6月16日、第9回研究会を7月28日、第10回研究会を9月9日・10日に実施した。 今年度は大学におけるデータ活用の現状と課題を明らかにするため、全国の国公私株式会社立大学を対象にアセスメントプラン及びディプロマ・サプリメントに関する質問紙調査(web調査)を実施した。また、それに関連して、質問項目の検討及び調査ツールの選定、調査用紙の送付、リマインドの送付、調査の結果の集計を行った。質問項目の検討にあたってはこれまでの研究資料に基づき集中して対面にて行う必要があるため、研究者が参集して行った。 調査対象総数は、787大学(国立82大学、公立96大学、私立606大学、株式会社立3大学)であり、有効回答数(回答率)は240大学(30.5%)であった。 集計した結果、アセスメントプラン等の策定状況については、回答した240大学のうち、約7割弱にあたる160大学が策定しているという状況であった。策定している大学のうち、どのような形式で作成しているかについては、私学助成の指標にもなっていた影響からか、「アセスメント・ポリシー」として策定している私立大学が多数を占めた。一方、国立大学はカリキュラムポリシーにおいて「学修成果の可視化の考え方」として策定している大学が多数を占めた。また、ディプロマ・サプリメントの導入状況については、回答した240大学のうち、導入していると回答した大学は約 3 割に相当する 71大学に留まった。ディプロマ・サプリメントの学外に向けた認知度・活用度合についてはかなり低い状況にあり、大きな課題である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本科研では2022年度は大学における主に学生に係るデータ活用について現状と課題を明らかにするために質問紙調査(web調査)を実施する計画であり、予定通り実施できたため、この区分部とした。
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今後の研究の推進方策 |
質問紙調査の結果について詳細に分析を行い、データ活用に関する課題を明らかにしていく。また、2022年度には大学におけるデータ活用の現状を知るためにアセスメントプラン及びディプロマ・サプリメントに関する調査を大学を対象に実施した。一方、学生はアセスメントとは何か、アセスメントのためにどのようなデータがどう活用されているのかについて、どの程度認識されているのかについて調査することが重要ではないかと本研究会で議論している。そこで、2023年度の本研究において、学生調査の実施を行いたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
1年目がコロナ禍の影響により訪問調査等が実施できなかった。また、学生を対象とした調査を実施する必要が生じたことから次年度に繰り越しを行いたい。
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