研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は,非教育学部における教職課程履修学生の教職課程についてのイメージやイメージの変容の可能性を探索的に検討することであった。調査の結果,「大変さ」「被教育体験の振り返りの機会」など計11因子からなる教職課程イメージ尺度が作成された。また,1年生と4年生で教職課程イメージに違いが見られることや実習前後で学生の教職課程イメージが肯定的に変容することが示された。
教師教育
本研究の成果は,次のような3点の学術的・社会的意義を有する。1点目は,教育学部以外に所属する学生で教職課程を履修する学生の教職課程イメージを実証的に検討したことである。2点目は,教職課程イメージを測定するための尺度を作成したことである。3点目は,教職課程イメージが変容する可能性を示唆できたことである。以上のことから,本研究が,非教育学部における教職課程履修学生の理解や支援の検討のための一定の貢献ができたと考える。