研究課題/領域番号 |
21K02787
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研究機関 | 常葉大学 |
研究代表者 |
小貫 睦巳 常葉大学, 保健医療学部, 准教授 (80708892)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 圧センサー / シミュレーター / 音声フィードバック |
研究実績の概要 |
【目的】本研究の目的は,昨年度までにいったん完成した指圧シミュレーターの音声フィードバック機能を改良し,懸案だった反応遅延を解消できたかを明らかにすることである. 【研究方法】住友理工社製の体圧分布測定機器「SRソフトビジョン」を活用した指圧シミュレーターに付属する音声フィードバック機能を見直し,3名の視覚障がい者にモニターを依頼し指圧手技を計測し,その上で昨年の視覚特別支援学校の視覚障がい学生と結果を比較した. 【結果】3名のうちデータを正常に取得できたのは1名のみだった.この1名の結果は昨年の視覚障がい学生の時より練習後のばらつきは減少していた.一方,両側同時圧しの圧のピークのずれについては,ずれがなく同期した回数は練習前が10回のうち2回だったのが練習後は4回に増加した. 【考察】昨年の結果と比べてばらつきが減少したのは,対象は有資格者であり,すでにある程度運動感覚の形成が為されていたためではないかと考えられる.今回の改良でもまだごく僅かに反応遅延は見られるものの,練習をする上で殆ど気にならない程度になったと考えられ,これにより音声フィードバック機能については実用的に運用できるレベルになったと考えられる.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍で施設外への移動の制限がありデータ(被験者)を十分に集められない。
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今後の研究の推進方策 |
今後は,指圧手技の力覚応答性をより客観化して検証するために,圧の1点計測でなく圧面積の経時変化の測定を取り入れて検討していく予定である.
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍で施設外へデータ収集に行けなかったため、当初の計画を変更し、次年度に繰り越す形を取らせていただきました。令和4年度は圧面積測定のソフトを物品費として購入し、数多くの被験者のデータを取りたいと考えています。
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