研究課題/領域番号 |
21K02802
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研究機関 | 青森県立保健大学 |
研究代表者 |
小野 恵子 青森県立保健大学, 健康科学部, 准教授 (10339773)
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研究分担者 |
内田 陽子 群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (30375539)
中谷 久恵 広島大学, 医系科学研究科(保), 教授 (90280130)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 訪問看護師 |
研究実績の概要 |
本年度は、在宅エンドオブライフケアを支える訪問看護師を対象に、インタビュー調査を行った。 対象は、訪問看護ステーションに勤務しており、在宅エンド・オブ・ライフケアとケアマネジャーとの連携の経験のある訪問看護師とした。選定方法は、訪問看護ステーションの管理者に1名から2名を依頼・選定し、同意の得られた訪問看護師(管理者本人も訪問看護師のため選定条件か)とした。 研究は、研究倫理審査会の承認を得た後、2021年11月から12月に行われた。結果として、訪問看護ステーションに勤務する訪問看護師7名から同意を得て、コロナ禍におけるケアマネジャーとの連携支援の実情について、インタビューを行った。 コロナ禍において、訪問看護師は、ケアマネジャーとの対面による会議が、ほとんどなくなっていたことが明らかになった。しかし、代替として、電話、FAX、ICT機器を活用して、連携をとっていた。自宅で行っていたカンファレンスを玄関先の立ち話で行う工夫をしていた。対面で行っていたことを書面で済ませることが多くなったが、その場合は、ほとんどがFAXを使用していた。同じ法人内であれば、同じICTツールを使うことで、情報共有することができていることがわかった。コロナ禍前では、退院前カンファレンスとして、病院内で得ることができていた情報がなくなっていた。訪問看護師による初回訪問で初めて得る情報が非常に大切であり、在宅での訪問看護師による連絡・調整の重要性が明らかになった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究の初年度の目的は、訪問看護師へのインタビュー調査を行うことであった。予定通り、研究倫理審査会の承認を得て、インタビュー調査の実施に至ったため、「おおむね順調に進展している」とした。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、県の訪問看護ステーションすべてを対象として、訪問看護師へアンケート調査を行い、量的分析をすすめていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
本年度は、Covid-19の影響により、学会の現地開催がなくなり、必要な経費を執行しなかった。また、共同研究者との研究者会議においても、Covid-19の影響により、オンライン会議に切り替えたため、必要な旅費等の執行をしなかった。 次年度は、A県のすべての訪問看護ステーションを対象としたアンケート調査を実施する予定であり、調査票作成印刷費、郵送費、謝礼品、アンケート入力費等々、必要経費として、大きな金額を必要としている。採択時の金額が、申請額より大幅に減額されているため、次年度に今年度の残額を使用する計画である。
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