研究課題
本年度では、教科書会社等で作成された教科書を調査分析した。対象は、文部科学省の検定教科書高等学校情報I、高等学校情報II)である。これらの検定教科書を分析することで、各学習段階において使用されるプログラム等の具体的な学習内容を整理し、「変数」、「四則演算」、「表示」、「入力」、「条件分岐」、「論理演算」、「反復」、「配列」、「二次元配列」、「関数定義」、「条件分岐と反復を組み合わせた入れ子構造」等の学習段階ごとの利用状況と、高校生が卒業までに習得すべきプログラミング学習の難易度について検討した。これらの成果を国内の学会で発表し、予稿原稿にまとめるとともに、関連分野の研究者と意見交換を行うことができた。
2: おおむね順調に進展している
研究により得られた知見をもとに、国内の学会で発表し、予稿原稿にまとめるとともに、関連分野の研究者と意見交換を行うことができた。
現在のところ順調に研究を進められていることから、今後は本年度の成果を継続し、引き続き翌年度の実施計画を推進する。
予算は概ね予定通り執行することができた。備品や消耗品の価格の変化で数万円の繰越金が生じたが、次年度の研究で有効に活用したい。
すべて 2023
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)
情報処理
巻: Vol.64,No.11 ページ: 92,105
日本情報科教育学会誌
巻: Vol.16, No.1 ページ: 5,12