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2021 年度 実施状況報告書

スポーツ活動による社会課題解決を実証する社会的評価システム構築とその実装研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K02834
研究機関愛媛大学

研究代表者

山中 亮  愛媛大学, 社会共創学部, 准教授 (10782708)

研究分担者 大塚 道太  大分大学, 教育学部, 准教授 (10442386)
大塚 寛  愛媛大学, 理工学研究科(理学系), 准教授 (30203839)
美馬 秀樹  京都大学, 学術情報メディアセンター, 特定教授 (30359658)
山本 智規  愛媛大学, 社会共創学部, 教授 (30380257)
平尾 智隆  摂南大学, 経済学部, 准教授 (30403851)
上田 真也  岐阜大学, 教育学部, 准教授 (40616926)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードスポーツ活動 / 戦術評価システム / 社会性評価システム / 可視化 / 数値化
研究実績の概要

2021年度は、本研究の目的である、スポーツ活動に対する、戦術評価システムと、GRIT診断などから構成した社会性評価システムの結果の相関性をAI技術や計量分析から明らかにした、社会的評価システムの構築に向けて、戦術評価システム開発に向けた取り組みを行った。計画としては、「戦術評価システム」及び「社会性評価システム」の構築を推進する予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を少なからず受け、双方のシステムに関して実証的な取り組みが実施できなかった。そのため、「戦術評価システム」については、ボールと選手に関する位置情報取得システムにおける、RTK基盤搭載ボールのプロトタイプの制作と改善に努めた。「社会性評価システム」においては、本取り組みで実施する予定である実践的取り組みに向けての、研究デザインの構築と改善を共同研究者間で進めた。現在のところ、申請書に示した研究実施計画からは、先述の新型コロナウイルスの影響を受け、やや遅れた状況としての影響を受けてしまっているが、各研究協力者の今後の取り組みにの日常化が今後期待され、研究全体としての遅延を取り戻していきたいと考えている。
実証的な取り組み以外においては、2021年度の成果として、研究成果の書籍への投稿掲載と学会発表が挙げられる。本研究においての中核的なリソースの1つである、戦術的数理モデルの構築とその展開についての論文投稿と学会発表が行えたことは、今後の研究の推進に貢献できる成果である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究の進度について、区分のように「やや遅れている」と自己評価を行った。本研究に影響を与えたものは、外的な要因としての「新型コロナウイルス感染拡大」であった。技術開発についての資材の調達の遅延や欠品は、RTK基盤開発において足かせとなった。また、実証的な活動を行う際には、現場で集まっての活動が実施困難であったため、実証し改善を加えて質を高めていくプロセスの構築が不十分な状況であり、今後の改善がしたいされる部分である。今後は、学術的な成果の輩出も今一層取り組んでいくことのできる環境づくりを充実させていきたい。

今後の研究の推進方策

本年度は、当初の計画よりも遅延の生じている「戦術評価システム」及び「社会性評価システム」双方についての実証的な取り組みを経て構築推進したい。さらに双方から得られるエビデンスを基に、戦術評価と社会性評価の相関関係の顕在化を推し進める。取り組みを通じて開発される技術や知見についても、論文発表や学会での発表、特許申請等につながっていくよう、精力的な取り組みを考えている。

次年度使用額が生じた理由

2021年度において、実験等に参加するための旅費等として計上できなかったことが主な原因である。2022年度は昨年度実施できなかった実験等に共同研究者が実際に参加する旅費として使用する予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Evaluation of Football Pass Extraction Using the Offence/Defence Model2021

    • 著者名/発表者名
      Akira Yamanaka, Hiroshi Otsuka, Dota Otsuka, Shinya Ueda, Jorge Diaz-Cidoncha Garcia, Masahiro Sugiyama
    • 雑誌名

      International Journal of Sports and Physical Education

      巻: 7 ページ: 19-35

    • DOI

      10.20431/2454-6380.0701004

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [学会発表] サッカーのフォーメーション評価のための選手のネットワークの構築2021

    • 著者名/発表者名
      大塚寛, 山中亮
    • 学会等名
      情報処理学会第84 回全国大会
  • [図書] Coach Education in Football Contemporary Issues and Global Perspectives2022

    • 著者名/発表者名
      Thomas M. Leeder, Akira Yamanaka, Jorge Diaz-Cidoncha Garcia, Masahiro Sugiyama
    • 総ページ数
      264
    • 出版者
      Routledge
    • ISBN
      9780367709792

URL: 

公開日: 2022-12-28  

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