研究課題
2023年度は昨年度同様、本研究の目的である、スポーツ活動に対する、戦術評価システムと、GRIT診断などから構成した社会性評価システムの結果の相関性をAI技術や計量分析から明らかにした、社会的評価システムの構築に向けて、戦術評価システム開発に向けた取り組みを行った。計画としては、昨年度までの積み残し課題としての「戦術評価システム」及び「社会性評価システム」の構築を推進する予定であった。しかし、昨年度までの新型コロナウイルス感染拡大の影響を少なからず受け、実証的な取り組みの実践が十分には推進できなかった。そのため、スポーツ活動の位置データ解析を中心に数理モデルの改善への取り組みを主に行い、研究デザインの構築と改善についても、共同研究者間で進めた。先述のように新型コロナウイルスの影響を受け、やや遅れた状況としての影響を受けてしまったが、今後関係性を継続し研究を続けていくことで、各研究協力者とも実証への取り組みに対しての日常化が今後期待され、研究全体としての進展を確認できるようになると思われる。実証的な取り組み以外においては、全期間を通じての成果として、スポーツ健康活動に関するデータ解析分野における学会発表や論文発表が成果として挙げられる。本研究を推進し多様な方向性を含めることができたことは、戦術的数理モデルの構築とその展開についての研究を今後推進していく上で、非常に有益な知見と示唆を得た機会として捉えていくことで、今後の研究充実につなげていきたいと考えている。
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