研究課題/領域番号 |
21K02842
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研究機関 | 奈良学園大学 |
研究代表者 |
池田 耕二 奈良学園大学, 保健医療学部, 教授 (70709873)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 理学療法 / 経験学習 / 場づくり |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、理学療法士(PT)の経験学習や発達を促す【場】の特性を探索的に明らかにすることである。 当初、研究方法はPTへの対面インタビューによる質的研究法を計画していたが、コロナ禍の医療・介護現場のPTの心理的負担の増加、感染対策として外部者との接触が避けられていることから研究計画の見直しを図った。研究方法をアンケート調査に変更し、2022年度に研究倫理審査(4-H033)を受け、5月現在アンケート調査の実施に至っている。 その間、本研究の背景や課題を整理し、あらゆる分野の現場教育や人材教育では【場】づくりが必要になっていることを示し、2022年保健医療学学会第12回学術集会(奈良)にて「理学療法士を育む【場】の形成に向けて:新たな枠組みと今後の課題」として口頭発表した。続いて、2023年奈良学園大学紀要では「理学療法士を育む【場】づくりの着想に関する一考察」と題する論文を公表した。 現在のアンケート調査は2部構成になっており、第1部の調査を行なっている。データ収集期間が終わり次第、分析を行い、理学療法関連の学会に発表し、学術雑誌に投稿予定である。引続き、第2部のアンケート調査も行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初、研究方法はPTへの対面インタビューによる質的研究法を計画していたが、コロナ禍の医療・介護現場のPTの心理的負担の増加、感染対策として外部者との接触が避けられていることから研究計画の見直しを図った。研究方法をアンケート調査に変更し、2022年度に研究倫理審査(4-H033)を受け、現在、アンケート調査の実施に至っている。アンケート調査は2部構成になっており、現在は第1部のアンケート調査のデータ収集が完了しつつある。データ分析が完了すれば、理学療法関連の学会に発表し、学術雑誌に投稿予定である。引き続き、第2部のアンケート調査を行う予定である。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度3月にアンケート調査が開始され、データ収集が進行している。アンケート調査は2部構成になっており、第1部のアンケート調査のデータ収集が完了しつつある。データ分析が完了すれば、順次、理学療法関連の学会に発表し、学術雑誌にも投稿予定である。当初の研究計画の遅れを取り戻しつつある。第1部のアンケート調査の分析、発表に目処が立てば、第2部のアンケート調査を行う予定であり、これについてもデータ収集が完了次第、分析し、理学療法関連の学会に発表し、学術雑誌に積極的に投稿する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究計画の見直しと研究遅延のため、本年度は、学会発表の旅費、印刷代、英文校閲などを計上している。また研究充実のための図書費も計上する。
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