• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 実施状況報告書

コア知識とOPPAの知見を統合して発展的課題に対応するワークシートの開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 21K02921
研究機関千葉大学

研究代表者

山下 修一  千葉大学, 教育学部, 教授 (10272296)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワードコア知識 / 発展的課題 / ワークシート / 読み物
研究実績の概要

本研究では,従来はバラバラに用いられてきたコア知識一覧表とOPPAの知見を統合して,新学習指導要領に対応した中学校理科の発展的課題用のワークシートと読み物を開発し,実際の中学校理科授業でその有効性を実証するのが目的である。
2023年度には,中学校1・2年鹿児島湾の特徴・桜島の特徴のワークシートと読み物を開発し,生徒のワークシートの記述内容を分析した結果を論文にまとめた(中学校2年「桜島」の発展的課題に対する読み物とワークシートの開発と評価,日本教育大学協会研究年報,42,29-40)。また,中学校2年「光合成をする部位」についても開発し,ワークシートの記述内容を分析した結果を論文にまとめた(中学校2年「光合成をする部位」の発展的課題に対する読み物とワークシートの開発と評価,千葉大学教育学部研究紀要, 72,33-38)。小学校についても,小学校5年「物の溶け方」おいて読み物とワークシートを開発して,読み物の読解から児童がどの程度理解して説明できるようになったのかを検討した結果を論文にまとめた(小学校5年「物の溶け方」の発展的課題に対する読み物とワークシートの開発と評価,千葉大学教育学部研究紀要, 72,25-31)。
2024年度も引き続き,小学校5年「電磁石」・小学校6年「水溶液の性質」・中学校3年「ソメイヨシノの生殖方法」など,まだ論文化されていないワークシートと読み物の評価を進めて論文にして発表する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

中学校1・2年鹿児島湾の特徴・桜島の特徴について,中学校2年「光合成をする部位」についてワークシートと読み物を開発・検証した知見をまとめて出版することができた。また,当初は中学校理科のみでの研究開発であったが,小学校からも連携・協力の支援が得られて, 小学校5年「物の溶け方」でもワークシートと読み物教材を開発・評価した結果を論文にまとめることができた。

今後の研究の推進方策

2024年度には, まだ論文化されていないワークシートと読み物や授業展開例を論文にして報告する予定である。

次年度使用額が生じた理由

コロナ禍のため,国際交流が制限されて学会発表もオンラインとなり,経費が削減された。2024年度には,積極的に国内外で成果を発表する予定である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 中学校2年「桜島」の発展的課題に対する読み物とワークシートの開発と評価2024

    • 著者名/発表者名
      山下修一・保刈栄紀・及川美幸
    • 雑誌名

      日本教育大学協会研究年報

      巻: 42 ページ: 29-40

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 小学校5年「物の溶け方」の発展的課題に対する読み物とワークシートの開発と評価2024

    • 著者名/発表者名
      山下修一・保刈栄紀・古市綾乃
    • 雑誌名

      千葉大学教育学部研究紀要

      巻: 72 ページ: 25-31

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 中学校2年「光合成をする部位」の発展的課題に対する読み物とワークシートの開発と評価2024

    • 著者名/発表者名
      山下修一・保刈栄紀・及川美幸・松永輝美
    • 雑誌名

      千葉大学教育学部研究紀要

      巻: 72 ページ: 33-38

    • オープンアクセス
  • [学会発表] 小学校5年「物の溶け方」の発展的課題に対する読み物とワークシートの評価2023

    • 著者名/発表者名
      山下修一・保刈栄紀・古市綾乃
    • 学会等名
      日本科学教育学会年会論文集
  • [学会発表] 関東地方で雪が降る理由を理解する読み物教材の開発2023

    • 著者名/発表者名
      野村裕美子・松永輝美・山下修一
    • 学会等名
      日本科学教育学会年会論文集
  • [学会発表] 中学校2 年「桜島」の発展的課題に対する読み物とワークシートの評価2023

    • 著者名/発表者名
      山下修一・保刈栄紀・及川 美幸
    • 学会等名
      日本理科教育学会第73回全国大会論文集

URL: 

公開日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi