現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本プロジェクトは2年目に入り,より具体的な検討およびロボットを使った心理実験の準備を進める段階に入った。全体として従前から計画していたとおりの活動・成果が実現できている。また,対外的な学術発表も順調に進めている。定型発達児におけるファンタジーの共同構成については,小嶋秀樹:子どもからロボットへの「予測」が共鳴するとき(日本発達心理学会 第34回大会・大会企画シンポジウム「デジタルやロボットが育む非認知能力」(立命館大学・大阪いばらきキャンパス), 2023/3/4.)として発表し,発達研究者を中心にさまざまなフィードバックを得ることができた。また,本プロジェクト全体にわたる発達観・自閉症観などについては,小嶋秀樹:人間科学とロボティクス(日本ロボット学会編:ロボット工学ハンドブック 第3版, pp.85-109, コロナ社, 2023.)や,小嶋秀樹:ロボットを活用した発達障害の研究と療育実践(超教育会議 第108回 オンラインシンポ, 2022/12/07.),小嶋秀樹:ロボットを媒介とした参与観察による質的発達研究の可能性(白梅学園大学 発達臨床セミナー, 2022/11/13.),Hideki Kozima: Interdisciplinary engagement in cognitive research using robots(Tohoku-Tsinghua Global SDGs Dialogue Series "Promoting Sustainability through Innovating University Teaching and Learning (AI and SDGs)", 2022/09/02.)などとして発表している。
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