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2022 年度 実施状況報告書

ギフテッドの特徴を有する人における心理社会機能の評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K03043
研究機関東京大学

研究代表者

池澤 聰  東京大学, 大学院総合文化研究科, 特任准教授 (30444623)

研究分担者 片山 成仁  東京大学, 医学部附属病院, 特任研究員 (60419736)
河嶌 讓  独立行政法人国立病院機構本部(総合研究センター), その他, DMAT事務局非常勤医師 (70743558)
山口 泰  東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (80210376)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードギフテッド / 知的能力
研究実績の概要

2023年5月現在までに述べ500名超に研究ボランティア申込みがあり、約190名に研究参加していただいた。中間解析を行ったところ、児童期においては知的能力の非同期発達(バラツキ)が目立ち、VCI及びPRIがWMIとPSIに比べて有意に高かった。さらに、知的能力のバラツキの大きさとOverexcitabilityとの関連が認められた。なお、年齢とともに抑うつ症状が強まる傾向もあり、注視を要する。
なお、AYA・成人期においては知的能力のバラツキが目立たず、知的能力以外の要因が心理社会的側面に影響していた。今後の課題としては、健常定型発達のリクルートが進んでおらず、対策を検討する必要がある。
将来的には、横断的観察研究の成果を、個々の臨床背景・能力特性を考慮した支援方法や環境調整方法の開発につなげることを目指しており、今後は収集したデータを統計解析し、関連学会での発表を行うことを予定している。その端緒として2022年11月には初めて日本の精神医学領域の学会(日本児童青年精神医学会)でギフテッドをテーマとしたシンポジウムが開催された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

「ギフテッドの特徴を有する」と想定される方の組み込み症例数については、当初予定数を達成した。一方で、比較対象となる定型発達の方については集まっていないため、対策を講じる必要がある。

今後の研究の推進方策

定型発達の児童・AYA・成人のリクルートに注力する

次年度使用額が生じた理由

COVID禍で滞っていた対面評価を2023年度以降に拡大していく予定であり、研究補助員や参加者への謝金などに支払いが発生する見込みである。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ギフテッドの現在までの認知科学的知見(シンポジウム8 ギフテッドの子どもの支援 )2022

    • 著者名/発表者名
      池澤聰
    • 学会等名
      第63回日本児童青年精神医学会総会

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公開日: 2023-12-25  

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