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2023 年度 実施状況報告書

ギフテッドの特徴を有する人における心理社会機能の評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K03043
研究機関国際医療福祉大学

研究代表者

池澤 聰  国際医療福祉大学, 国際医療福祉大学三田病院, 准教授 (30444623)

研究分担者 片山 成仁  東京大学, 医学部附属病院, 特任研究員 (60419736)
河嶌 讓  独立行政法人国立病院機構本部(総合研究センター), その他, DMAT事務局非常勤医師 (70743558)
山口 泰  東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (80210376)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワードギフテッド / 知的能力 / 実存的抑うつ
研究実績の概要

2023年6月までに述べ539名の研究ボランティア申込みがあり、計193名に研究参加していただいた。中間解析では、児童期においては知的能力 の非同期発達(バラツキ)が目立ち、VCI及びPRIがWMIとPSIに比べて有意に高かった。さらに、知的能力のバラツキの大きさとOverexcitabilityとの関連が認められた。2023年6月には日本精神神経学会でギフテッドをテーマとしたシンポジウムを開催した。
ギフテッドの特徴を持つ方が、その元来からの特性および環境の影響から、さまざまな困難に直面し、孤独感、抑うつ感を抱く可能性が示唆されつつあり、当事者が幸福だと感じられる「居場所」を実社会およびオンラインの空間に構築することが望ましいと考えられたことから、当事者ミーティングを定期的に開催するとともに、メタバース空間を応用する形でのコミュニケーションのあり方にも検討を着手した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

「ギフテッドの特徴を有する」と想定される方の組み込み症例数については、当初予定数を達成した。一方で、比較対象となる定型発達の方については集まっていないため、ひきつづき対策を講じる必要がある。さらに、研究代表者の所属機関が変更されたことに伴い、解析や結果の公表に向けて研究期間の延長を要した。

今後の研究の推進方策

定型発達の児童・AYA・成人のリクルートに注力するとともに、最終解析に向けてデータクリーニングを進める。

次年度使用額が生じた理由

研究代表者の異動にともない、研究期間の延長を要した

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 【発達障害とneurodiversity】ギフテッドとneurodiversity2023

    • 著者名/発表者名
      池澤 聰
    • 雑誌名

      精神科

      巻: 43 ページ: 360-367

  • [雑誌論文] 【オンライン・ICTメンタルヘルスサービスの発展と今後の展望】AYA世代のメンタルヘルス支援とメタバース アート,メタバース心理劇,デジタルヘルス2023

    • 著者名/発表者名
      池澤 聰, 澤田 欣吾, 松村 雅代, 横山 太範
    • 雑誌名

      精神障害とリハビリテーション

      巻: 27 ページ: 139-145

  • [学会発表] [S38-5] ギフテッドの特徴を持つ人々の実態と支援のあり方2023

    • 著者名/発表者名
      池澤聰
    • 学会等名
      第119回日本精神神経学会学術総会
  • [学会発表] [S59-1] ギフテッドを有する方の心理社会的特徴について2023

    • 著者名/発表者名
      池澤聰
    • 学会等名
      第119回日本精神神経学会学術総会

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公開日: 2024-12-25  

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