研究成果の概要 |
反すうに対する支援法である反すう焦点化認知行動療法(RFCBT)に関連して,(1)測定指標,(2)実践,(3)普及という3つの観点から研究・活動を実施した。(1)測定指標については,反すうおよびそれと抑うつとの関連を英国と日本で比較検討した。反すうは英国で高く,横断的関連は日本より英国で強いものの,我が国においても抑うつと関連することが示された。(2)実践に関しては, 反すう・心配しやすい女子大学生を対象にRFCBT自助プログラムの有効性を多層ベースライン法を用いて検討した。(3)普及活動として,RFCBTの支援者向けマニュアル(Watkins, 2016)の翻訳版を刊行した。
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