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2022 年度 実施状況報告書

線維筋痛症患者における認知行動療法の増強要因の検討

研究課題

研究課題/領域番号 21K03067
研究機関愛媛大学

研究代表者

小手川 雄一  愛媛大学, 医学部附属病院, 助教(病院教員) (10798804)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード線維筋痛症 / 認知行動療法 / 心理教育 / 痛み度 / 前頭葉機能
研究実績の概要

本研究においては、特に前頭葉機能(Wisconsin card sorting test, Trail making test, Frontal assessment battery, 遂行機能障害症候群の行動評価)と介入効果(ディストラクション、活動ペーシング)の関連を検証することを目的としている。抑制制御と過活動の関連やセットの転換と注意シフトの困難さの関連を検証し、認知機能に応じた介入技法の選択の可能性やその効果についてのエビデンスを構築する。さらに、線維筋痛症は医学的検査などによる客観的な異常が検出されないことから自身も理解しがたい疾患であり、周囲への理解も得られにくい。痛みの客観的指標(PAIN VISION)を用いた心理教育を行うことによる疾患に対する受容(the Japanese version of Chronic Pain Acceptance Questionnaire)の変化を検討する。
2022年度は日本認知・行動療法学会において、その途中経過の一部について学会発表を行った。
2022年度末現在において、9名が研究にエントリーし、7名がポストテストを終了、6名がフォローアップを終了している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

COVID-19及び線維筋痛症を主に診ていた医師の異動に伴い、症例数が当初の予定よりも少なくなっている。

今後の研究の推進方策

今年度上半期までは、カンファレンス等で引き続き対象症例をリクルートする予定である。

次年度使用額が生じた理由

2022年度はCOVID-19の影響で学会がオンライン発表であったため旅費が不要となったため次年度使用額が生じた。今後の使用計画は消耗品の購入及び成果報告のための旅費、校正費等に使用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Fibro Fogとディストラクション技法との関連についての一考察2022

    • 著者名/発表者名
      小手川雄一
    • 学会等名
      日本認知・行動療法学会

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公開日: 2023-12-25  

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