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2023 年度 実施状況報告書

内因性ドパミンの賦活によるパーキンソン病の治療効果を予測する神経心理学的背景

研究課題

研究課題/領域番号 21K03075
研究機関昭和大学

研究代表者

村上 秀友  昭和大学, 医学部, 教授 (60384476)

研究分担者 大本 周作  東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (30773410)
梅原 淳  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (70649491)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2026-03-31
キーワードMAO-B阻害作用 / 運動症状 / Parkinson病 / 自律神経症状
研究実績の概要

被検者を24例リクルートし、12例でMAO-B阻害薬を、12例でその他の薬剤を投与し、治療を開始した。治療開始前の臨床症状の評価と血小板のMAO活性の測定、治療開始後10週目の血小板のMAO活性を測定した。
MAO-B阻害薬群もその他の薬剤群も、治療開始前に比べると治療開始後10週目において優位にMAO-B活性が低下したが、低下の度合いはMAO-B阻害薬群で有意に大きかった。
また、各治療薬による運動症状の改善率は、MAO-B阻害薬群において治療前の起立性低血圧の程度、血漿カテコラミンレベルと関連する傾向が見られた。しかし、治療前の各種の神経心理学的所見との関連はみられなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2021~2022年度のコロナ禍において、対象者のリクルートが遅れたため。

今後の研究の推進方策

令和5年度から対象者のリクルートのペースが増加している。引き続き、対象者を増やし、研究を遂行していく。

次年度使用額が生じた理由

コロナ禍により対象者のリクルートが遅れたため、検体の測定の実施にも遅延が生じた。その結果、データの蓄積も遅れ、学会発表が行えず、旅費も発生しなかったため。2024年度以降に対象者を増やして予定の研究を実施していく。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Effects of monotherapy with a monoamine oxidase B inhibitor on motor symptoms in Parkinson’s disease are dependent on frontal function.2023

    • 著者名/発表者名
      Murakami H, Okumura M, Ozawa M, Mimori M, Maku T, Shiraishi T, Kitagawa T, Takatsu H, Sato T, Komatsu T, Sakai K, Umehara T, Omoto S, Mitsumura H, Iguchi Y.
    • 雑誌名

      Neurological Sciences

      巻: 44 ページ: 913-918

    • DOI

      10.1007/s10072-022-06499-6.

    • 査読あり

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公開日: 2024-12-25  

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