研究課題/領域番号 |
21K03076
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研究機関 | 立正大学 |
研究代表者 |
永井 智 立正大学, 心理学部, 教授 (20513170)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 援助要請 / 援助行動 |
研究実績の概要 |
本研究課題の目的は、援助の提供と援助の受領のバランスの背景にあるメカニズムを解明することであった。従来、援助行動と援助要請行動はそれぞれ異なる文脈で研究が発展している。それぞれの領域ででは、援助を行うこと、援助を求めることの重要性が強調されているが、時に援助を求め、時に援助を提供できることこそが適応的な在り方につながると考えられる。そこで本研究では、援助の提供・援助の要請それぞれに共通する要因の抽出および両者のバランスを成立させる要因を明らかにすることを目的とする。 本年度は、本研究テーマについての先行研究の文献収集・レビューを行い、両者に共通する可能性のある要因として愛着や共感性などの要因を抽出し、次年度以降に向けた調査実施の準備を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルスの影響でデータ収集の機会が限定され、当初予定されていた調査を実施するに至っていない。
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今後の研究の推進方策 |
調査実施については概ね準備が整っており、2021年度及び2022年度に予定されていた調査については、本年度実施のめどが立っている。
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次年度使用額が生じた理由 |
本年度は、調査実施の遅れにより、実質的な経費は発生しなかった。計上された経費は次年度の調査実施によって執行する予定である。
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