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2023 年度 実施状況報告書

不眠症状からプレゼンティーズムを高精度で予測するスクリーニング基準の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K03101
研究機関東京医科大学

研究代表者

高野 裕太  東京医科大学, 医学部, 助教 (80847814)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード不眠 / 認知行動療法
研究実績の概要

本年度は研究成果の公表を中心に研究活動を行った。
第一に,2022年度の研究実績として報告した研究成果を国際誌に公表した(Takano et al: Sleep Medicine Reviews, 2023; 71, 101839)。学術論文として公表した内容は,勤労者を対象とした不眠症に対する認知行動療法(CBT-I)の有効性に関するシステマティックレビュー・メタアナリシスの結果であり,不眠重症度,入眠潜時,中途覚醒,睡眠効率の指標において,対照群と比較して,CBT-Iによる改善が確認されたというものである。また,勤労者においてアプリ形式でのCBT-Iの提供は有用ではあるが,対面形式のCBT-Iの効果には及ばないことも示した。
第二に,不眠症リスクが高い勤労書を対象に不眠症状の症状間連合を明らかにした研究成果を国際誌に公表した(Takano et al: Scientific Reports, 2023; 13, 16406)。学術論文として公表した内容は,日中勤務者の不眠症状の中でも,中途覚醒と眠れないことに対する心配が変動することで,他の不眠症状も変動する可能性が高いというものである。また,報告した症状間連合は不眠の認知モデルやCBT-Iの改善プロセスを裏付ける結果であった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

継続的に研究成果が得られており、その成果を学術論文として国際誌に公表できているため。

今後の研究の推進方策

研究成果の学術論文として公表していく。次年度が最終年度となるため、学会等でのシンポジウム実施などの方法で研究成果を公表していく予定である。

次年度使用額が生じた理由

研究費は計画的に使用できている。今後の使用計画は,主に研究成果を公表するための費用(論文投稿費,英文校正費,学会参加費など)として使用する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Effect of cognitive behavioral therapy for insomnia in workers: A systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials2023

    • 著者名/発表者名
      Takano Yuta、Ibata Rui、Machida Naho、Ubara Ayaka、Okajima Isa
    • 雑誌名

      Sleep Medicine Reviews

      巻: 71 ページ: 101839

    • DOI

      10.1016/j.smrv.2023.101839

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Network analysis to estimate central insomnia symptoms among daytime workers at-risk for insomnia2023

    • 著者名/発表者名
      Takano Yuta、Ibata Rui、Nakano Norihito、Sakano Yuji
    • 雑誌名

      Scientific Reports

      巻: 13 ページ: 16406

    • DOI

      10.1038/s41598-023-43802-7

    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2024-12-25  

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