研究実績の概要 |
トポロジー,数理物理,数論をつなげる研究を推進し,その成果として真鍋征秀氏・寺嶋靖治氏との共同研究において,ボーテックス分配関数として結び目の色つきジョーンズ多項式を与える新しい超対称ゲージ理論を構成した論文を M. Manabe, S. Terashima, Y. Terashima, The colored Jones polynomials as vortex partition functions, arXiv:2110.05662, JHEP (2021), no. 12, Paper No. 197 として公表し,学術論文誌に掲載された.また,小谷久寿氏との共同研究において,写像類群と絶対ガロア群の類似に基づいて,トポロジーにおけるOrr不変量の数論版を導入し,その性質を調べた論文が H. Kodani, Y. Terashima, Arithmetic Orr invariants of absolute Galois groups, to appear in IMRN として学術論文誌に掲載されることになった.これらはトポロジーと数理物理の橋渡しになる結果であり,さらに深めていきたい.
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