研究実績の概要 |
研究計画書の研究目的、研究方法などに関連する数理モデルとして、研究代表者と全分担者は、最終年度の令和5年度にCOVID-19の拡散項と時間の遅れを持つSIR感染症モデルの解の漸近挙動について、Jour. Appl. Math. & Compu, Vol.7 (2023), 112-127に表し、さらに濱谷と分担者は、SEIRモデルの大域的漸近安定性の結果についてJour. Math. Science (2023)に掲載している。また、数理生体モデルとして、体内感染症の離散モデルの大域的漸近安定性にいてJour. Math. Stati. Science, Vol.9 (2023), 26-39と、数理生態モデルとして、ワニ(クロコダイル)の生存戦略について離散型モデルの漸近安定性の結果をAdvan. Pure Math. 13 (2023), 211-225に発表している。最後に、社会科学への応用として、濱谷は、拡散項と時間遅れを持つブームモデルの大域的吸引性について専門雑誌に投稿中である。一方分担者は、 SIR型感染症の離散モデルの大域的安定性についてInt. Jour. Math. Anal, Vol.17 (2023), 119-132に掲載している。また、濱谷は、フランスのParisでの国際差分方程式学会(2022)において、ボルテラ型の3サイクルの捕食者・被食者の有界性と吸引性や、周期解と概周期解の存在について得られた結果を発表した。
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