研究課題/領域番号 |
21K03372
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
土屋 卓也 愛媛大学, 理工学研究科(理学系), 教授 (00163832)
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研究分担者 |
小林 健太 一橋大学, 大学院経営管理研究科, 教授 (60432902)
柏原 崇人 東京大学, 大学院数理科学研究科, 准教授 (80771477)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 有限要素法 / 異方的メッシュ / 不連続Galerkin法 |
研究実績の概要 |
異方的なメッシュ上での有限要素法の誤差解析について研究を続けた。特に、顕著な成果は以下のとおりである。 1. 異方的な三角形に関しては、三角形の外接半径と直径との比が有界であることと三角形の最大角条件が同値であることは、三角形の正弦定理からすぐわかる。四面体に対してある新しい量を導入すると、それと四面体の直径の比が有界であることと、四面体の最大角条件が同値であることを示した。これを使うと、最大角条件が成り立つメッシュ上で、Lagrange補間の誤差のオーダーが単体の直径の巾乗であることがわかる。 2. 通常の不連続ガレルキン法は、与えられたペナルティーパラメータを固定する場合、異方的なメッシュ上では不安定になる。それを回避するために、異方的な単体で成り立つトレース不等式を使って、新たな不連続ガレルキン法のスキームを提案した。新しい不連続ガレルキン法の誤差解析に関する定理を証明し、さらに数値実験でその正しさを確かた。 3. 異方的な単体上のLagrange補間に関する研究をまとめたサーベイ論文を2本執筆し、発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
論文を順調に発表できている。また、この数年間の研究をまとめたサーベイ論文を2編執筆し、発表した。
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今後の研究の推進方策 |
今後も、この調子で研究を進める予定である。 今年は、異方的メッシュ上の不連続Galerkin法で、ハンギングノードを持つメッシュ上での誤差解析を行予定である。また、Crouzeix-Raviert有限要素法の研究も進めたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ感染拡大はだいぶおさまってきたが、それでも海外の国際会議にはまだ出席が難しく、そのために科学研究費が使えなかった。
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