本研究課題で改良されたソフトウェアであるCrySPYはPyPIにおいて現在まで8000以上のダウンロードがあり、月に600から700回ほどインストールされている計算になる。結晶構造探索ツールは、近年の計算機能力の飛躍的向上にともない、新材料設計においてなくてはならないツールになりつつある。また将来の発展に目を向けると、CrySPYは機械学習ポテンシャルと組み合わせて、アクティブラーニングを採用することで計算の高速化が期待できる。すでにその研究も開始しており、そこではLAQAの考え方を用いたスコア方式を採用している。本研究課題の成果がベースとなって、今後のこの分野の発展が見込まれる。
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