ボーズ・アインシュタイン凝縮体の制御法を確立するための研究を目指し、準備段階として複数エージェントが二次元格子グリッド空間をいかに埋め尽くすかの数値シミュレーション研究を行った。同種エージェント間引力と異種エージェント間斥力を仮定して2パラメータ・モデルが得られる。異種間斥力と同種間引力が弱い時の異種混在パターン」が、引力が強まったとき同種エージェント液滴状集結へとなだらかに移行することが分かった。異種斥力が強い場合、エージェント密度を制御パラメータとして、不定形の境界線で区分された棲み分けパターンへの2次相転移、およびカオス的な不安定状態への一次相転移が観測された。
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