Simons ArrayによるCMB観測を実施し、データ解析を進めた。現時点では原始重力波起源Bモードの観測を実現できておらず、更なる高感度実験での観測が必要不可欠である。POLARBEAR実験の観測データを使用することで、POLARBEARが報告していた上限を更新した。また時間変化する偏光角からアクシオン類似粒子への制限する解析手法を構築し、POLARBEARで観測したCMBとTauA (蟹星雲)データを解析した。その結果、同種の手法では最も厳しい制限を実現した(TauAによる制限で、アクシオン類似粒子の質量が10-22-10-18 eVの範囲)。
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