• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

高精度テフラ編年から迫る渡島大島の噴火履歴

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 21K03683
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分17030:地球人間圏科学関連
研究機関東京都立大学

研究代表者

青木 かおり  東京都立大学, 都市環境科学研究科, 客員研究員 (30513163)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードテフロクロノロジー / 火山 / 下北半島 / 津軽海峡 / 渡島半島
研究成果の概要

津軽海峡を挟んだ地域でテフラ調査を行い火山ガラスのEPMA分析をすすめた。本地域における従来の調査報告では、最終氷期以降の堆積物中に介在する角閃石を含有するテフラは十和田八戸テフラと濁川テフラの2つのみを対比対象として報告され、より若い層準で見つかった場合でも、両テフラの再堆積として解釈しているケースが多い。しかしながら、本研究では当該地域において上記の2テフラ以外にも角閃石を含むテフラが複数存在することを発見した。これらの給源火山として、渡島大島である可能性を検討する必要がある。

自由記述の分野

第四紀学

研究成果の学術的意義や社会的意義

研究対象地域で15ka以降に見つかった角閃石を含むテフラの給源火山として、これまでに報告されている十和田火山と濁川火山以外の火山を想定する必要があることが明らかになった。このことは、本地域ではこれまでに想定していない火山活動によってもたらされる可能性があることを示している。
さらに、15ka以降を対象とした研究に加えて、その基盤となっている地質も調査をしたところ、後期更新統および前期更新統の地質においても新しい編年の枠組みを構築することができた。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi