本研究は広範囲高効率手法であるガイド波手法において減肉の定量を可能とする方法を付加することを目的に行うものである。実現手法には人工知能において最も広く用いられている教師付きの多層パーセプトロンを用いることとした。 教師付きパーセプトロンにおける重要なオリジナルポイントは,(1)入力層に与える特徴量を多周波ガイド波反射率としたこと,(2)多数の学習データを独自の数学モデルで構築したこと,である。これらを用いた手法を人工減肉と実機減肉を用いて検証したところ,供用推定幅±0.5mmにおいて人工減肉では80%程度,実機減肉では100%の正答率を獲得できている。
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