研究成果の学術的意義や社会的意義 |
工場や発電所ではCO2排出量の削減が求められており, 排出ガス中のCO2を吸着し回収する手法が着目されている.吸着方法の一つにファンデルワールス力を利用した物理吸着があるが,実用化のためには吸着速度や回収率の改善が必要と考えられる. 本研究により音響加振を用いた制御がCO2物理吸着を促進可能であることが示された.さらに,吸着促進に適切な音響加振条件が明らかになり,今後CO2分離回収技術の確立に貢献する研究成果を得たと考えられ, 社会的意義は大きい.また,研究の中で得られたBOS法を用いた濃度場分析技術は種々の濃度場の分析に活用可能であり学術的意義も大きい.
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