本研究では,信号源として生体内部の腫瘍に集積した磁気微粒子を想定し,その微粒子位置の推定に取り組んだ.生体内の微粒子位置推定について、生体面方向の位置推定は比較的容易に実現できるが、深さ方向の推定には微粒子から生じる磁界分布から推定する必要がある.磁界分布の測定には光学式磁界センサを用い、センサを微粒子付近に設置することでその位置の推定を磁界分布画像を用いて行った.ゴーストイメージングを取り入れることでロバスト性や高空間分解能化を実現し、さらに圧縮センシングを取り入れることで測定時間の短縮を実証した。得られた磁界分布画像から位置推定を行い、推定深さが一意に得られることを確認した。
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