①ガウス過程回帰により得られるシステムと統計的対応を有する確率システムを定式化したことで,これまでに培われた確率システム制御理論に基づく系統的な解析・制御が可能となった. ②実験データからのモデル表現において利点をもつ一方で制御系設計を困難にしていたガウス過程回帰システムに対して,モデル化から制御までの一貫した解析・制御器設計を可能とする枠組みを構築し,実機検証による有効性の確認も行った. ③実システムは連続時間システムであっても,実験データの取得は離散的となるため,ガウス過程回帰により得られるモデルは離散時間システムとなるが,本研究によりサンプル点間の挙動の安定性も保証した制御法を与えた.
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