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2023 年度 実施状況報告書

メモリカスケード構成による記憶駆動型人工知能LSIの実現に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K04179
研究機関九州工業大学

研究代表者

中村 和之  九州工業大学, マイクロ化総合技術センター, 教授 (60336097)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワードニューラルネットワーク / 連想メモリ / SRAM / LUTカスケード / 人工知能
研究実績の概要

超低電力レシオレスSRAM技術と、メモリ連続駆動方式をベースとした「記憶駆動型」の全く新しい脳型ハードウエア:CMM-NN(Cascaded Memory Mapped NeuralNetwork) のLSI実現を目指すものである。
多段の汎用メモリと簡易な加算・判定回路のみを内蔵したメモリチップ内で、単純な多段連続的なメモリアクセスを繰り返すだけで、NNの推論処理を実現する。メモリの多段連続アクセスにより、特定のシナプスと、その接続元・接続先となるニューロン情報を連続的に抽出・更新し、重み演算結果を得る。さらに僅かな論理回路の追加のみで、前方検索(推論)を単独メモリチップ内で実現する。これまでに、pythonによるCMM-NNの動作シミュレータを開発し、メモリの連続アクセスのみで実際に文字認識を行わせるを確認し、基本機能を確認することに成功した。基本方式の検討に加えて、実現できれば、エッジ応用のための実用性
の高い新しいNNのハードウエアエンジン(LSI)となる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2022年度に計画していた、具体的な回路・レイアウト設計が遅れており、現在回路設計中である

今後の研究の推進方策

2024年度は、回路設計完成させ、レイアウト設計を実施し、基本性能の見積りと、その有用性・利点/弱点等を定量的に評価・確認する

次年度使用額が生じた理由

2023年度に予定していた実証LSIの設計の遅れから、業者へのLSI試作依頼ができなかったため。
2024年度に設計・試作費として120万円を使用する計画

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公開日: 2024-12-25  

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