研究課題/領域番号 |
21K04299
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
池田 清宏 東北大学, 工学研究科, 名誉教授 (50168126)
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研究分担者 |
大澤 実 京都大学, 経済研究所, 助教 (50793709)
高山 雄貴 金沢大学, 地球社会基盤学系, 准教授 (90612648)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 中心地理論 / 人口分布 / 都市分布 / スペクトル分析 / 核周辺型分布 |
研究実績の概要 |
本研究では,個別に発展してきた,上記の研究分野を統合する形で,人口の集積・分散のメカニズムを記述する理論を提案する.具体的には,研究分野を横断する視点として核周辺型の集積パターンを提案し、その存在を実証する.このパターンは,大都市を6角形状の衛星都市が取り囲むという,まさしく中心地理論が提唱する分布である.この核周辺型の集積パターンの実在を,理論,数値解析,実人口データの分析という多岐に渉る視点から検証することが本研究の目的である.
申請者らが提案する群論的スペクトル法により,実人口データの分析を行い,核周辺型の集積パターンが世界中に実在することを示し,本理論の妥当性を実証した.具体的には,City PopulationとOpenStreetMapにより公表された情報から,各行政区分毎の人口とその緯度・経度などの情報を読み取り,地理情報データベースを作成し,対象とする領域に対し,群論的スペクトル法を適用し,スペクトル分布を求め,卓越するスペクトルと対応する経済・人口集積の空間分布を求めた.その主要な研究成果として,「Time evolution of city distribution in Germany」を本研究課題の主要な成果として「Netwrok and Spatial Economics誌」で出版できた.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
論文の出版が順調に進行している。また、研究の計画・遂行は順調に進行している。
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今後の研究の推進方策 |
現在、研究成果をとりまとめ、 1)How and where satellite cities form around a large city: Sustain bifurcation mechanism of a long narrow economy, Kiyohiro Ikeda, Hiroki Aizawa, Jose M. Gaspar 2)Group-theoretic Study of Economic Agglomerations on a Square Lattice, Yosuke Kogure, Kiyohiro Ikeda として一流海外誌に投稿中である。複数回にわたる厳しい査読対応が当面の課題であり、研究の中心となる。
また、新たな展開として経済地理学モデルのGlobal-Local 空間プラとフォームを開発中であり、その数値解析と論文執筆を研究分担者らと遂行する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
予算予定額を執行しきれずに、次年度使用額が発生した。今年度に使用する予定である。
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