研究課題
基盤研究(C)
宿泊旅行統計を用いた多様な分析については,1年目に十分な成果をあげることができた.分析結果は土木学会論文集にも掲載されており,学術的にも認められた業績と考えている.しかしコロナ禍の影響分析については,回復が予定より1年以上遅れたため,3年間で十分な成果を得ることはできなかった.しかし3年の期間終了までデータを取得予定なので,今後,貴重な成果を得ることが期待できると考えている.
交通計画
コロナ禍を経てもなお増加を続けるインバウンド需要について,宿泊旅行統計による分析が有益であることを示すことができた.特に,宿泊旅行統計の個票をマスターデータとして,宿泊施設の位置情報を加味した空間統計解析の可能性を示し得たことには一定の意義があると考えている.今後,2010年4月から2024年3月までの168ヶ月のデータを整備し,コロナ禍の影響についても多角的な分析を行い,情報発信を心がけたい.