研究課題/領域番号 |
21K04418
|
研究機関 | 滋賀県立大学 |
研究代表者 |
川井 操 滋賀県立大学, 環境科学部, 准教授 (10721962)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
|
キーワード | 北京 / 四合院 / 大雑院 / 土地所有 / 棚戸区 / 城中村 / インフォーマルエリア / 雑院改修 |
研究実績の概要 |
2023年度は、北京雑院のプロジェクト実施現場に着手した。このプロジェクトでは、こうした雑院の履歴を文化的なものとして評価した上で、雑院の諸問題を解決する改修設計手法として、増築部と主屋を一体的に繋ぐ木フレームを提案する。この木フレームは、①老朽化した家屋の耐震性能の向上、②周囲との閾となる中庭空間、③主屋の内部への採光、④フレーム壁の自由な造作、を生み出す。そして、このフレームが連続的に雑院全体に挿入されることで、調和と複雑さを合わせ持った新たな雑院の景観を期待できる。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
改修プロジェクトが2024年5月に竣工。
|
今後の研究の推進方策 |
雑院プロジェクトの成果物の報告書の作成を進めたい。
|
次年度使用額が生じた理由 |
本研究を行う上で必要となる現地渡航のスケジュールを確保できなかった。本年度では現地視察渡航費に使用する予定である。
|