千葉市を対象にAEDタクシーの運用モデルと救命ドローンの運用モデルを提案し、その導入効果を検証した。AEDを確実に搬送するために複数による重複状況を確認し、AEDタクシーの重複状況は道路網の状況等により各区で大きく異なることや、AEDタクシーの4分カバー圏域を救命ドローンと重複カバーする有効性を示した。 千葉市とはタクシー営業形態が異なる京都市を対象に、観光客のタクシーの利用傾向をモデルに取り込んでAEDタクシーの効果を検証した。観光客のタクシー利用が複数台によってカバーされる重複カバー圏域の拡大に寄与することや、観光地や駅から離れた設置型AEDの継続運用が不可欠なエリアの特徴を明らかにした。
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