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2023 年度 研究成果報告書

現場環境の個別性に応じたAEDの設置・搬送計画手法による救命処置体制の構築

研究課題

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研究課題/領域番号 21K04423
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分23030:建築計画および都市計画関連
研究機関日本大学

研究代表者

岩田 伸一郎  日本大学, 生産工学部, 教授 (30314230)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードAEDタクシー / 救命ドローン / ドローンポート / 最適配置 / 人口カバー率 / 面積カバー率 / 重複率 / 観光都市
研究成果の概要

千葉市を対象にAEDタクシーの運用モデルと救命ドローンの運用モデルを提案し、その導入効果を検証した。AEDを確実に搬送するために複数による重複状況を確認し、AEDタクシーの重複状況は道路網の状況等により各区で大きく異なることや、AEDタクシーの4分カバー圏域を救命ドローンと重複カバーする有効性を示した。
千葉市とはタクシー営業形態が異なる京都市を対象に、観光客のタクシーの利用傾向をモデルに取り込んでAEDタクシーの効果を検証した。観光客のタクシー利用が複数台によってカバーされる重複カバー圏域の拡大に寄与することや、観光地や駅から離れた設置型AEDの継続運用が不可欠なエリアの特徴を明らかにした。

自由記述の分野

都市計画・建築計画

研究成果の学術的意義や社会的意義

AEDは台数増加に反して利用が進まず、新たに増えすぎたAEDの維持管理の問題が発生しており、発想の転換が必要になっている。成立可能な地域は限定されるものの、ドライバーの高い普通救命講習受講率を誇る既存タクシーと、近年急速に普及したドローンを活用してAEDが現場に向かう仕組みが高いカバー率を実現可能であることを示したことは、救命効果の高さだけにとどまらず、現場でAEDを誰が操作するのかという問題や、導入および維持管理コストの合理化を同時に解決する可能性を有しており、実効性と持続可能性の観点においてもその社会的意義は大きい。

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公開日: 2025-01-30  

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