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2023 年度 実績報告書

計画的居住地においてコミュニティの形成および再生を担う市民活動の持続性

研究課題

研究課題/領域番号 21K04428
研究機関神戸芸術工科大学

研究代表者

三上 晴久  神戸芸術工科大学, 芸術工学部, 教授 (80229658)

研究分担者 長野 真紀  神戸芸術工科大学, 芸術工学研究科, 教授 (10549679)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード団地再生 / 高齢者支援 / 食事提供
研究実績の概要

長い年月を経過した集合住宅団地では、建物の老朽化とともに居住者の高齢化が顕著になってきており、独居老人の問題を含み大きな社会問題となってきている。そうした問題は、通常は社会福祉的な視点から取り上げられ議論されることが多いが、本研究は、社会福祉的な視点にとどまらず建築計画あるいはコミュニティに関連することがらと捉えて、新たな視点にもとづく団地再生の可能性に言及しようとするものである。
本研究の独創的なところは、「食事の提供」を活動の中心に据え、それに加えてさまざまな活動を展開することがコミュニティを支え、高齢者問題の解決に寄与するとともに団地再生につながる可能性に言及しているところである。「高齢者支援、食事の提供」というと、前述したように、一般的には、社会福祉的な視点によってのみ語られるが、本研究のユニークなところは、それを、建築あるいはコミュニティに関連することがらとして位置付けているところである。
具体的には、次のように研究を進めて、具体的な成果をあげている。
・各地方自治体のホームページと「キーワード:食事提供」による検索によって、食支援活動を行っている団体を全国から数百抽出したうえで、さらに、集合住宅団地と関連して活動している33団体を抽出し、全団体を訪問してヒアリング調査を行った。
・その結果から、詳細調査対象として3団体を抽出し、それら3団体に関しては、複数日数を費やして利用等の実態調査とアンケート調査を行った。
・以上によって、食支援活動が団地再生と高齢者問題の解決に寄与している実態を明らかにするとともに、活動の持続性に言及した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 団地における高齢者の食支援を通した居場所づくり活動およびその継続要因に関する研究2023

    • 著者名/発表者名
      王宵、長野真紀、三上晴久
    • 雑誌名

      芸術工学会誌

      巻: 86 ページ: 37-44

    • DOI

      10.24520/designresearch.86.0_37

    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2024-12-25  

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