本研究は人口減少が急激に進む多積雪北陸地域における有効な中心市街地活性化、都市再生戦略、空き家対策と都市防災の方向性を明らかにし、その統合化を目的とする。新潟県内30市町村を対象とした各計画書の精査、6区分ごとの面積・人口分析、およびヒアリング調査の結果、計画策定担当課が異なっており一体として運用するのは難しいものの統合化の必要性には一定の理解が得られた。個別の研究課題からは、密集市街地の住民意向を反映した改善手法、大規模火災の発災後の再建できない課題、都市再生手法が抱える関係者間の意識統一等の課題が明らかとなった。
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