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2021 年度 実施状況報告書

イランの乾燥地帯における農業施設の建築構法および建築技術者の存在形態に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K04462
研究機関独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所

研究代表者

淺田 なつみ  独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 文化遺産国際協力センター, アソシエイトフェロー (00837643)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードイラン / 農業遺産 / 構法史 / 建築生産組織 / 文化遺産保全
研究実績の概要

今年度は、イランの文化遺産保護、農業遺産に関する資料の収集を行い、また、イランに在住する現地協力者を通じて、調査対象となる農業施設を管轄する文化遺産行政職員および建物の所有者、若手研究者等に対して、質問票の送付やオンラインヒアリング等で現地情報の収集に努めた。これにより、(1)イランの文化遺産保護に係る国内の行政組織や法的枠組み、またそれに関する現在の諸課題(2)調査対象とする風車群に関するイラン国内での既往研究、文化遺産インベントリー作成状況等について、基本情報および最新の状況を把握した。
上記をもとに、次年度以降の現地調査に向けて、具体的な調査計画を検討している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

イラン国内における新型コロナウイルス感染拡大防止のための行動制限の影響や、通信環境の問題等、先方の事情により、予定していたオンラインヒアリングのうち文化遺産行政職員および建物の所有者に対しては実施することができなかった(質問票への回答のみ)。

今後の研究の推進方策

前年度調査を基に、イラン国内の研究協力者と調査体制を調整した上で、現地調査を実施する。今年度は、東部の農村ナシュティファンの風車群の建築構法について、現地での実測調査、資料調査および、建築技術者への聞き取り調査を中心に行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

関連資料の翻訳を想定していたが、自動翻訳機の活用および現地協力者による確認を得られたため、外部への翻訳業務発注は不要と判断した。よって、次年度の使用計画において、現地調査の期間延長を検討する。

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公開日: 2022-12-28  

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