研究課題/領域番号 |
21K04545
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25010:社会システム工学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 (2022-2023) 東京工業大学 (2021) |
研究代表者 |
Jusup Marko 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 水産資源研究所(横浜), 主任研究員 (60762713)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 疫学 / 進化ゲーム理論 / 数理モデル化 / 意思決定 / ワクチン接種 |
研究成果の概要 |
研究期間中は、人々がワクチンを諾否する決定の背後を理解することに焦点を当て、ワクチン接種に関わる社会的および疫学的行動を数値化する革新的な数理モデルを開発した。当モデルは、合理的な意思決定者と根深い信念に影響される人々の両方を考慮している。神戸大学およびフィンランドのアールト大学との共同研究により、現実的な複数の意思決定過程を取り入れることで、モデルの一般性と関連性を向上させた。数値計算により、ワクチンがどのように受け入れられるかについての重要な洞察が得られ、例えば、社会的影響がワクチン受け入れに強く影響することを示した。これらの結果は、より効果的な公衆衛生戦略の設計に貢献すると考えられる。
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自由記述の分野 |
数理生物学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、ワクチン接種に関する意思決定を理解するための革新的な数理モデルの開発にある。当モデルは合理的および非合理的な行動を含むため、疫学研究に新たな視点を提供する。社会的意義としては、特に新型コロナウイルスのような感染症流行時におけるワクチン受け入れの促進に役立つ知見を提供し、より効果的な公衆衛生戦略の設計に寄与する。これにより、感染症対策の向上と社会全体の健康促進が期待される。
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