研究課題/領域番号 |
21K04586
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25030:防災工学関連
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
久世 益充 岐阜大学, 流域圏科学研究センター, 准教授 (30397319)
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研究分担者 |
能島 暢呂 岐阜大学, 工学部, 教授 (20222200)
杉戸 真太 岐阜大学, 流域圏科学研究センター, 特任教授 (60115863)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 地震動の特徴抽出 / 波形間比較 / 特徴ベクトル |
研究成果の概要 |
地震動波形の工学的特性(振幅・周期・経時特性)を的確に捉える事が可能な地震動指標の提案を目的に,加速度波形より算出される非定常パワースペクトルを次元縮約した特徴量を提案した.さらに多数波形を対象とした波形間比較を行うため,モード分解手法を適用した次元縮約手法を提案した. 提案した手法を2011年東北地方太平洋沖地震に適用した結果,9次元程度で地震動波形の特徴を捉えることができると共に,この特徴量を用いた波形間比較が有効であることを示した.
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自由記述の分野 |
地震工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
観測された地震動波形の工学的特性を捉え,かつ,比較的限定されたパラメータで評価された特徴量により,波形の特徴を容易に理解することが可能である.数次元程度の特徴量で地震動波形を比較できることで,多数波形を対象とした波形間評価が可能である. 得られた成果は,観測波形を利用した被害予測や分析に活用が期待できる.具体的には, 地震動波形やこれに関連する情報(観測地点周辺の被害状況や解析結果など)をデータベース化しておけば,新たな観測波形に類似した波形の関連情報を参照することが可能となると考える.
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