昨年よりスターリング発電機において、原因不明の動作停止が起こったため、メーカーの方に修理および分析の依頼をしたところ、動作及び発電の確認はできたが、詳細な原因は分からす、数回は起動したが、その後動作停止が起こり、メーカーと共に原因を分析中である。また、同時に小型スターリングを用いた教育用の小規模のスターリングエンジン発電の検討も試みたが、現在のところ数mAの発電で滞っており、そちらについても現在、スタールンぐエンジンおよびモーター等の検討を継続中である。 一方、給湯システムは、熱交換機を外径8.0 [mm] 、肉厚0.8 [mm]、長さ14 [m] の銅管で作製した。1.5~2.0 [L/min] の流入流量で、約60[℃]の温水の確保が可能で、1.0 [L/min] 以下の流入流量で蒸気の確保が可能になった。さらに実際の災害を想定して、可搬可能にした。本システムは、手押しポンプ付き浄水器より温水・蒸気供給ユニットへと水が圧送され、流入流量と燃焼温度を調節することで温水と蒸気を生成が可能である.また、温水と蒸気は三方切換え弁で切り替えを行い、温水は、タンクに貯め、温度を調整することで、シャワーとして利用することができ、蒸気は蒸気排出口で噴出させ、さらには蒸留水の確保も可能とした。 野外で組み立て等、動作実験を行ったところ、成人男性一人で約20分程度でシステムを組み立てることができ、また燃焼開始後約5分で約50℃の温水を安定して供給することができた。今後はポンプ規模の拡大やさらに手軽な組み立て方法を検討することで、より実践的なシステムを目指す。
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