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2023 年度 研究成果報告書

前駆体からのLi電池単結晶固体電解質薄膜の設計とナノ構造解析

研究課題

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研究課題/領域番号 21K04635
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分26010:金属材料物性関連
研究機関一般財団法人ファインセラミックスセンター

研究代表者

幾原 裕美  一般財団法人ファインセラミックスセンター, その他部局等, 主任研究員 (80450849)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード固体電解質 / リチウムイオン電池 / 薄膜 / 化学溶液法 / 電子顕微鏡 / 正極 / 界面
研究成果の概要

全固体型リチウムイオン電池は、有機電解液を用いない不燃性の固体電解質を用いるため、安全性が高く、高容量化が期待されている次世代電池である。本研究では固体電解質用前駆体溶液を調製し、これを各種基板上に成膜、熱処理することで、固体電解質薄膜の結晶性を検討した。ここで、基板と膜の格子整合性と基板―膜界面での結晶の配向性について、解析を行うことで、配向膜の設計を進めた。その結果、配向性の優れた酸化物系固体電解質膜の作製に成功した。さらに、モデル単結晶固体電解質を用いて、正極配向膜を成膜し、走査透過電子顕微鏡により界面構造を明らかにした。

自由記述の分野

無機材料

研究成果の学術的意義や社会的意義

リチウムイオン二次電池は,高出力密度が得られることから,次世代電気自動車など大容量蓄電池デバイスとしての開発が進められている.全固体リチウムイオン電池は,有機電解液を用いない不燃性の固体電解質を用いるため,安全性が高く,積層化による高電位正極材料との複合化が可能となるため高容量化が期待されている次世代電池である.本研究は、環境安定性に優れた酸化物系固体電解質薄膜を作製にかかわる研究であり、社会的意義は大きい.

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公開日: 2025-01-30  

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