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2023 年度 研究成果報告書

妊娠高血圧症候群の発症機序の解明に向けたヒト栄養膜細胞の血管浸潤モデルの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 21K04852
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分28050:ナノマイクロシステム関連
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

堀 武志  東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 助教 (30808829)

研究分担者 梶 弘和  東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 教授 (70431525)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード栄養膜幹細胞 / TS細胞 / 絨毛外栄養膜細胞 / EVT細胞 / 妊娠高血圧症候群 / 生体模倣システム / in vitro細胞培養モデル
研究成果の概要

妊娠高血圧症候群は妊婦死亡や周産期死亡の原因となりうる疾患であるが発症メカニズムについては不明な点が多い。正常な胎盤では絨毛外栄養膜細胞(EVT細胞)によって母体血管のリモデリングが行われ、拡大した血管を通って豊富な血液が胎盤に供給される。この血管リモデリングが正常に行われないと妊娠高血圧症候群発症のリスク因子となると考えられている。しかし、血管リモデリングを詳細に解析する有用な細胞培養ツールが存在していない。本研究では、マイクロ流体デバイス内で、血管網とヒト栄養膜幹細胞(TS細胞)から分化させたEVT細胞を共培養することにより、血管リモデリングを生体外で再現することに成功した。

自由記述の分野

医工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で開発したin vitroモデルは、EVT細胞がどのように血管リモデリングを行うのかを詳細に解析する上で大変重要である。血管リモデリングの不全は、正常な胎盤形成の妨げになり、妊娠高血圧症候群の発症や低出生体重児の出産に繋がる可能性がある。今後、本モデルを使用することにより、どのような医薬品や病原体が血管リモデリングに影響を及ぼし、母体と胎児に有害となる可能性があるのかを評価することが可能になるものと考えられる。

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公開日: 2025-01-30  

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