らせん状の波面を持つTHz渦を用いた三次元計測における基礎検討を行い、近赤外CWレーザーを用いて、共軸光渦干渉計による螺旋渦位相の測定に成功した。測定可能な高さ範囲が光の波長程度に制限されるため、二波長の可視光のレーザーを用いた光渦干渉計測を行い合成波長を生成することで、光渦位相計測における測定可能高さ範囲を拡大した。 また、THz渦位相計測光学系を構築し集光THz渦(4THz, チャージ2)の発生に成功した。さらにコリメート光学系に変更しTHz渦発生の実験を行ったが、THz渦は測定されなかった。より強度の強いTHz光源が必要である。以上によりTHz渦位相計測光学系設計の足がかりを得た。
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