核融合プラズマ研究の分野では,プラズマ中の電子密度や磁場分布を計測するために,素粒子物理学の実験分野では,ニュートリノ崩壊時に発生する光子の検出器を開発するために,波長50 μm帯の短波長遠赤外レーザーが強く求められている。しかし,この波長帯域で高出力かつシングルモード発振可能な遠赤外レーザーは未だ実現できていない。 本研究では,光取り出し効率を向上させたレーザー出力鏡を開発し,波長48 μm,57 μm,71 μm,119 μmで発振する高出力かつシングルモードの光励起型短波長遠赤外レーザーを実現した。
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