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2021 年度 実施状況報告書

光子数もつれ状態を用いた位相超感度干渉計測法の範囲拡大に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K04936
研究機関国立研究開発法人産業技術総合研究所

研究代表者

堀 泰明  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 主任研究員 (50443221)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード光子数もつれ / 直角位相干渉法
研究実績の概要

光子数もつれ干渉計のセットアップの設計を実施した。2光子もつれ光源として予定していたフェムト秒パルスレーザ以外にも高出力の紫外線半導体レーザーの利用が有力であることが調査で分かり、入手済の紫外線半導体レーザーの使用を検討した。検出システムとして必要となる同時計数器の購入を予定していたが、入手済のTAC(Time to Amplitude Converter)が同時計数器として利活用できることが分かり、それを前提としたセットアップを設計した。
本研究の比較対象となる古典光の直角位相干渉計について、その検出システム(検出器、アンプ等)に起因するノイズを理論評価し、実測値との比較を実施した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナウィルス蔓延防止策として所属機関から要請された出勤率抑制の影響を受け、予定していた実験を進めることができなかった。テレワークにて設計、理論計算、文献調査、講演会参加等による情報収集を実施したが、計画から遅れる結果となった。

今後の研究の推進方策

今後も新型コロナの影響は予断を許さないが、1年目に実施した設計・調査に基づき、計画通りの進展となるよう研究を推進する。

次年度使用額が生じた理由

1年目に実験が計画通り実施できなかったことと、N=2の光子数もつれの実験には入手済の物品が一部で代用可能であることが分かったため、1年目に残額が生じた。2年目以降に計画しているN=4の光子数もつれ実験において追加で必要物品が生じるため、その購入に使用する予定である。

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公開日: 2022-12-28  

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