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2023 年度 研究成果報告書

照射欠陥を利用したセラミックス強化に関する基礎研究

研究課題

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研究課題/領域番号 21K04937
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分31010:原子力工学関連
研究機関東北大学

研究代表者

近藤 創介  東北大学, 金属材料研究所, 准教授 (10563984)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード照射損傷
研究成果の概要

炭化ケイ素(SiC)繊維強化SiCマトリックス複合材料(SiCf/SiC)は、核融合炉のブランケット材料として期待されているが、放射線照射による収縮が問題となっている。本研究は、照射がSiC繊維に与える影響を調査し、収縮と膨張のメカニズムを解明することを目的とした。SEMおよびSTEM観察により、Hi-Nicalon TypeS繊維の完全な非晶質化とTyranno SAファイバーの部分的な非晶質化を確認し、機械的特性の劣化を評価した。さらに、非晶質化の程度が機械的特性に与える影響を明らかにし、最適な使用条件を提案することで、SiCf/SiCの性能向上に寄与する知見を提供した。

自由記述の分野

原子力材料、核融合材料、照射損傷、セラミックス

研究成果の学術的意義や社会的意義

この研究は、核融合炉の安全性と効率性を向上させるために重要である。SiC繊維強化SiCマトリックス複合材料(SiCf/SiC)は、高温や放射線に耐えうる材料として核融合炉のブランケット材料に適しているが、放射線照射による収縮と機械的特性の劣化が課題であった。本研究はそのメカニズムを解明し、最適な使用条件を提案することで、核融合炉の実用化に向けた材料設計の基盤を提供する。これにより、持続可能なエネルギー源としての核融合技術の発展に寄与する。

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公開日: 2025-01-30  

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