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2023 年度 研究成果報告書

表面増強近赤外マルチプレックス誘導ラマン分光計の開発と光化学系の動的構造解明

研究課題

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研究課題/領域番号 21K04984
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分32010:基礎物理化学関連
研究機関富山県立大学

研究代表者

高屋 智久  富山県立大学, 工学部, 准教授 (70466796)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード近赤外分光 / コヒーレントアンチストークスラマン散乱 / 金ナノ粒子 / 非破壊分析
研究成果の概要

本研究課題は,近赤外非線形ラマン分光の手法に表面増強ラマン効果を組み合わせた表面増強近赤外マルチプレックス非線形ラマン分光計を開発し,光合成タンパク質複合体の構造の動的変化と光合成機能との相関を明らかにすることを目的とした.金ナノ粒子による近赤外非線形ラマン散乱の顕著な増強効果は見られなかったが,本研究で開発した分光計で植物汁液の測定を行った結果,本分光計が植物中肥料成分濃度の非破壊分析に応用可能であることが見いだされた.

自由記述の分野

分子分光学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により,近赤外非線形ラマン分光計を用いて植物体内に存在する肥料成分の分光信号を非破壊的に直接計測できる可能性が示唆された.この成果を発展させることにより,品種や栽培環境等によらず,植物中の肥料成分の濃度を非破壊的に計測することが可能になると期待される.植物中の肥料濃度のリアルタイムモニタリングが可能になれば,農業の省力化やスマート化,農作物のブランド化に大きく貢献することとなる.

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公開日: 2025-01-30  

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