• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

コバルト/光レドックス協働触媒が拓くσ結合活性化を伴う環化異性化反応

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 21K05051
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分33020:有機合成化学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

安井 猛  名古屋大学, 創薬科学研究科, 助教 (70812783)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードコバルト触媒 / 光レドックス触媒 / 環化異性化反応 / σ結合活性化
研究成果の概要

本研究は、従来の低原子価コバルト触媒を用いる環化反応の脆弱性の克服と新奇反応の探索を目指し、コバルト/光レドックス協働触媒システムを利用する1,6-ジイン類の環化異性化反応の開発を行った。その結果、従来の低原子価コバルト触媒や、同族レアメタルであるロジウムやイリジウムを利用した触媒では達成困難な新奇環化反応を複数見出すことができた。これらの反応において、通常不活性なσ結合(C-O、C-C、C-Hなど)の活性化や不斉化を達成し、極めて原子効率の高いハイレベルな選択的環化反応の開発に至った。

自由記述の分野

有機合成化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

不飽和分子の環化異性化反応は、鎖状1次元構造から複雑な3次元多環式構造へと一挙に変換でき、結合を組み替えるだけなので、極めて原子効率の高い有用な反応である。この反応には、主にロジウムやイリジウムなどのレアメタル触媒が用いられてきたものの、ベースメタルであるコバルトの活用は遅れていた。本研究課題では、可視光エネルギーを駆動力とするコバルト/光レドックス協働触媒システムを活用し、新規環化異性化反応の開発を実施した。その結果、通常不活性なσ結合の活性化を伴う高難度の環化異性化反応を複数見出すことができた。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi