ジチロマイシンを環状イソジチロシン骨格をNorthern partとデヒドロイソロイシン含有ペプチドをSouthern part、残りのトリペプチドをEastern part として分割し、各フラグメントを縮合することにより収束的に天然物へと導くこととした。まずすでに確立された経路を基に最適化を行い各フラグメントに関してグラムスケールでの調製を達成した。次に、各種フラグメントカップリングを行うことで全炭素骨格を有するデカペプチドをグラムスケールにて調製した。続いて脱保護し、過剰量のEDCIを用いる条件によって環化体を効率よく取得した後、シリル基を除去することで大環状デプシペプチドを取得した。
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